山形キリスト教会信仰告白
1981年4月28日、わたしたちは、日本バプテスト連盟山形キリスト教会を組織するに当たり、聖書に基づき、次のように信じ、告白します。
1.聖書
わたしたちは、聖書が神の霊感を受けて書かれた、唯一の正典であると信じます。
この聖書は、神の人類救済の聖なる意思を示し、神の子イエス・キリストを証しする神の言葉であり、わたしたちの信仰と生活の規範であることを信じます。
2.神
わたしたちは、天地万物の造り主、全能の父なる神を信じます。
イエス・キリストにおいて啓示され、聖書において証しされる神こそ、唯一の生ける真の神であることを信じます。また、神は父・子・聖霊の三位一体であり、義と愛と恵みをもって、造られた
すべてのものを支配されることを信じます。
3.イエス・キリスト
わたしたちは、神のひとり子、主イエス・キリストを信じます。
イエス・キリストは、父なる神のみ旨に従って、ご自身を空しくして人となり、全ての人間の罪の贖いとして苦しみを受け、十字架につけられ、死んで葬られ、三日目に死人の中よりよみがえり、それによって罪と死を克服し、天に昇り、神の右に座し、全世界の主となられたことを信じます。
4.聖霊
わたしたちは、聖霊を信じます。
聖霊は、わたしたちの内にイエス・キリストとそのみわざを直接証しし、わたしたちと共にあり、信仰の実を結ばせ、わたしたちを神の栄光へと導かれることを信じます。
5.人間
わたしたち人間は、神の像(かたち)に似せて聖く創造されましたが、神への不従順によって罪に堕ち、永遠の滅びに定められたことを信じます。
6.新生
わたしたちは、そのひとり子を賜った愛の神が、罪を悔い改めてイエス・キリストを主と信じる者に、救いと新生を与えられることを信じます。この救いは、神の恵みであり、信仰によってのみ人は義とされ、いかなる人の業によるものでないと信じます。
7.教会
わたしたちは、イエス・キリストをかしらとする主のからだである、聖なる公同の教会を信じます。教会は、聖霊によって召され、イエス・キリストを主と信じバプテスマを受けた、新生者の集まりであると信じます。教会は、礼拝と礼典を守り、福音を正しく聞き、主の再臨をのぞみつつ宣教にはげみ、愛をもって互いの交わりをなし、隣人と祝福をわかち労苦をともにすべきことを信じます。また、各個教会は自主独立であり、教会政治は会衆主義によるものであります。
8.礼典
わたしたちは、バプテスマと主の晩餐を、主イエス・キリストによって定められた教会の礼典であると信じます。
バプテスマは、イエス・キリストを主と信じ、自ら告白する者に、父・子・聖霊の名によって授けられ、それによって教会の交わりに招かれることを信じます。わたしたちは、そのかたちとして浸礼を守ります。このかたちにおいて、イエス・キリストが十字架に死んで葬られ、復活された様に、わたしたちもまた、主の死と復活にあずかり、新しいいのちに生きることを象徴するものであると信じます。
主の晩餐は、罪の贖いのために死なれたイエス・キリストのからだと血を記念するものであると信じます。これは、イエス・キリストの再臨の日までくり返され、これによって、わたしたちは互いの交わりを固くし、宣教へとつかわされるものであることを信じます。
9.主の日
わたしたちは、週の初めの日を、イエス・キリストの復活を記念する「主の日」として聖く守り、公けの礼拝をささげるべきことを信じます。
10.教会と国家
わたしたちは、イエス・キリストがこの世のあらゆる権威に対しても、また主であると信じます。
主の権威によってたてられた国家をわたしたちは尊重し、これに従うべきであります。しかし、国家は神の僕(しもべ)として、世を治め、国民に奉仕すべきものであり、個々人の良心の上にその権力を持つものではありません。このため教会は、国家に対し常に目を注ぎ、祈りととりなしをなすべきことを信じます。従って、教会はこの世のいかなる権威からも自由であり、宗教と政治は分離すべきであると主張します。
11.終末
わたしたちは、この世に終末の来ることを信じます。その日イエス・キリストは栄光のうちに再び来られ、生けるものと死せるもののすべてを審かれ、信ずる者は永遠のいのちにはいり、朽ちないよみがえりのからだを与えられ、この世の不信は永遠の滅びに定められることを信じます。
わたしたちの信仰と希望と愛とは、主イエス・キリストによるものであると信じます。
「アァメン、主イエスよ、きたりませ。」
また、わたしたちは日本バプテスト連盟信仰宣言を受け入れます。
http://www.bapren.jp/uploads/photos/63.pdf